#title 技術概要 ||<>|| = Ubuntu 9.04について = オープンソースコミュニティによって作成された最新の素晴らしいソフトウェアを提供できることを嬉しく思います。最新の成果であるUbuntu 9.04には、数多くの素晴らしい新機能があります。このページは[[http://www.ubuntu.com/getubuntu/releasenotes/904overview|Ubuntu 9.04 TechnicalOverview]]の日本語訳です。 = Ubuntu 8.10からのアップグレード = Ubuntu 9.04からアップグレードするなら、とても簡単な[[https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeJaunty|アップグレード方法]]があります。 = Ubuntu 9.04の新機能 = == GNOME 2.26 == Ubuntu 9.04には大きな以下の新機能を持つ、最新の[[http://library.gnome.org/misc/release-notes/2.26/index.html|GNOME 2.26]]デスクトップ環境が含まれています: * 現行のNautilusにおける、標準のCD/DVDディスク作成アプリケーションとして、Philippe RouquierとLuis Medinasが開発した、[[http://projects.gnome.org/brasero/|Brasero]]のバージョン2.26.0が採用されています。 {{attachment:brasero.png}} * Federico Mena Quinteroによる{{{gnome-display-properties}}}の改良により、マルチモニターの扱いが改善されました。 {{attachment:gnome-display-properties.png}} == X.Org server 1.6 == Ubuntu 9.04では、最新の[[http://www.x.org|X.Org]] server、バージョン1.6や、最新のMesa 3D DRIのバージョン7.4を利用できます。最新バージョンでは、いくつかのビデオカードのドライバがフリーのドライバに移行しています。 "ati"ドライバでは、多くのATIチップセットにおける描画や表示に対する修正とパフォーマンスの改善が行われました。現在、標準でEXAアクセラレーションメソッドを利用します。最新のR6xxやR7xxといった一連のカード向けの2Dアクセラレーションもサポートされており、R5xx系のカードまでであれば3Dもサポートされています。"fglrx"プロプライエタリドライバも更新されており、3Dサポートを必要とするR6xxとR7xxカード向けに利用できます。 Intelドライバはメモリ管理にGEMを利用するようになりました。新しいUXAアクセラレーション・アーキテクチャとDRI2はオプションとして利用することができます。 == ワコムタブレットのホットプラグ == ワコムタブレットは接続するだけで自動的に有効になり、もう{{{xorg.conf}}}の編集は必要ありません。ボタンマッピングの設定はまだサポートされていませんが、`/etc/hal/fdi/policy/`へfdiファイルを追加することで、手動で設定することができます。 == 通知の新スタイルと通知設定 == タスクバー上のどこにシステムからの通知を表示するかといった、簡単な設定ができるメニューが導入されています。また、Ubuntu 9.04のベータ版以降は、刷新された通知システムが導入されており、その様子は以下のFlashムービーで見ることができます: http://www.markshuttleworth.com/wp-content/uploads/2008/12/jaunty904_notifications_example1_web_092.swf == 起動時間の改善 == Ubuntuの起動時の処理の大幅に見直し、Ubuntu 9.04では起動時間がはっきりと改善されました。もし、何らかの機能不全や速度の低下を確認したなら、`boot-performance`のタグをつけてバグ報告を行なってください。 == Linuxカーネル 2.6.28 == Ubuntu 9.04では、[[http://kernel.org|カーネル]]2.6.28.8をベースとした、2.6.28-11.37を採用しています。 == Ext4ファイルシステムのサポート == Ubuntu 9.04では、ext4ファイルシステムをインストール時に選択肢として選べるようになりました。今のところ標準のファイルシステムはext3が利用されます。ユーザの報告を元に次のリリースでext4を標準のファイルシステムにする計画です。突然システムクラッシュが発生した際に問題となる、ext4の上で実行しているアプリケーションの信頼性に関し、広汎な議論を行っています。Ubuntu 9.04ベータ版では、データ書き込み時に一時ファイルを利用し、最終的に本来の場所に一時ファイルをリネームする、といった従来の手法を用いるアプリケーションで、ext4の信頼性への期待に遭遇しました。さらなる議論はカーネルコミュニティにて継続中です。 Colin KingによってGRUBにおけるExt4サポートを提供されました。あなたの`/`や`/boot`におけるファイルシステムを、ext2やext3からext4へアップグレード(ドキュメントは[[http://ext4.wiki.kernel.org/index.php/Ext4_Howto#Converting_an_ext3_filesystem_to_ext4|ext4 wiki]]にあります)する場合、次にUbuntu 9.04をアップグレードした後に`grub-install`コマンドを''必ず''使って、ブートローダーを再インストールしてください。もし、これを行わない場合、ブートセクタ上にインストールされたGRUBのバージョンがext4ファイルシステムからカーネルを読み込むことができないため、システムは起動できないでしょう。 gpartedのExt4サポートはCurtis Gedakによって提供されました。 == クラウドコンピューティング == Ubuntu 9.04のサーバ版では簡単にクラウドコンピューティングの実験ができるようになります。 テクノロジー・プレビューとしてUbuntuに含まれた、オープンソース技術による[[http://eucalyptus.cs.ucsb.edu/|Eucalyptus]]は、サーバへの自身のデプロイ(配置)や、実験・試験を可能としています。これにより、Amazon EC2 API互換の個人用クラウドを利用できます。動的に仮想マシンを作成し、単一クラウド環境に複数のクラスターを所属させたり、EBS(elastic block storage)と同等のS3互換のストレージマネージャを利用することもできます。 == 即利用可能なメールサーバ == Ubuntu 9.04の{{{dovecot-postfix}}}パッケージは、SMTP、POP3、TSLやSASLでのIMAPをサポートした、簡単に配置できるメールサーバスタックを提供します。 Ante Karamatic'によって{{{dovecot-postfix}}}がパッケージ化されました = 既知の不具合 = Ubuntu 9.04における全ての不具合の一覧は[[https://wiki.ubuntu.com/JauntyJackalope/ReleaseNotes/ja|Ubuntu 9.04のリリースノート]]を確認してください。 = さらなる情報を得るには = Ubuntuに関しては、[[http://www.ubuntu.com|ウェブサイト]]([[http://www.ubuntulinux.jp/|日本語]])や[[http://wiki.ubuntu.com|Wiki]]([[https://wiki.ubuntulinux.jp/|日本語]])でも詳しい情報が得られます。 Ubuntuに関する案内を受け取りたい場合は、"Ubuntuアナウンス"のメーリングリストに登録してください。 http://lists.ubuntu.com/mailman/listinfo/ubuntu-announce