概要
- 最終目標:「日本語環境セットアップヘルパ」というソフトウェアの撤廃
- 背景
- Zenityなスクリプトはもうメンテしたくない。
- 日本語環境セットアップヘルパより better なGUIにしたい。
- 選択肢A:「ソフトウェアセンターの一要素」に統合する。もしくはプラグインを提供して、ソフトウェアセンターによって「日本語環境セットアップヘルパ」同等の機能を提供できるようにする。
- 選択肢B:何らかのドキュメントを準備し、「同等機能を持ったソフトウェア」は提供しない。
- 選択肢C:ソフトウェアセンターが進化して、事実上の代替になるまで放置。
- 背景
- マイルストーン
- (TBD)
- 整理すべき情報
- セットアップヘルパが提案するパッケージ各種において、「どうしてセットアップヘルパがそれを提案してくるのか」という背景が不明瞭。結果、「もう要らないよねこれ」的なソフトウェアも提案されてしまっている。
Tasklist
10.04の時にコンセンサスが不十分な状態で作業を進めたため、方向性やゴールが混乱している。手を動かす前に要見直し&再SPEC。
- [ ] MaverickのSoftware Centerの新機能を確認する
- [ ] ソフトウェアセンターへのカタログ追加?(app-install-data-ubuntujpパッケージの準備)
- [ ] 現状の課題を整理する
セットアップヘルパの全機能の移植?
- [ ] ソフトウェアセンターが提供していたAPTソースファイルのアップデート機能を提供
- [ ] システム→システム管理→日本語環境セットアップヘルパからの起動
- [ ] universe・multiverseリポジトリの有効化を提案するダイアログ
マイルストーンその3:セットアップヘルパの撤廃(ソフトウェアセンターへの完全移行)
- [ ] 前提:セットアップヘルパの全機能を何らかの方法で代替
-> 現状ではソフトウェアセンターの機能不足により、妥当なUIが提供できない恐れがある
- すでにUI Freezeされているので、Lでは厳しそう?(L+1かL+2?)
- [ ] 前提:移行に伴うドキュメント
- [ ] 前提:メニュー項目の違いを埋める何かを準備する
現状整理
Ubuntu 9.10(Karmic)時点での日本語環境セットアップヘルパの機能
セットアップヘルパは以下の2つの機能を持つ。
「おすすめパッケージの表示」
- 日本/日本語環境でUbuntuを使用する上で必要/役に立つパッケージを表示し、(Synapticより)簡単にインストールできる。
- [要検討] 10.10のSoftware CenterならSynapticより数段マシなため、「おすすめパッケージリスト」さえ提供されれば、この機能は要らないかも?
「Japanese Teamリポジトリのapt-lineの更新」
- Ubuntuのアップグレード後にJapanese Teamのリポジトリのapt-lineを更新した上で、sudo apt-get update相当の動作を自動実行する。
- セットアップヘルパから切り離すことは可能。場合によってはこの機能を忘れてしまっても良い。
Software Centerで「日本語環境」カテゴリを提供する場合の、現在の問題点
「Japanese Teamリポジトリのapt-lineの更新」機能が提供できない
- update-managerはアップグレード時にサードパーティのリポジトリを無効化する
- ただし、apt-lineのディストリビューション名(例:karmic)の項目は書き換えた上で無効化
- ユーザはsoftware-properties-gtkを開いて、チェックを入れるだけ
- ただし、Japanese Teamのnon-freeリポジトリは、"karmic-non-free"となっているので、書き換えてくれない
- リポジトリが登録されていなくても、/usr/share/app-install/channels/にchannelとしてapt-lineを登録しておけば、ソフトウェアセンター内から有効にできる
- そのためには、アップグレード後のソフトウェアセンターでもapp-install-data-ubuntujpが機能しなくてはいけない(ソフトウェアセンターの仕様変更に対応できない)
- app-install-data-ubuntu-jpをサードパーティのリポジトリではなく、Ubuntuのリポジトリ(universe)から提供すれば、仕様変更にも対応可能
- software-center(ないしその相当品)をラッパ経由で起動し、ラッパで処理させれば移行処理は実装可能。
- ただし、apt-lineのディストリビューション名(例:karmic)の項目は書き換えた上で無効化
- ユーザの操作を待つことなく確実に更新させるためには、cronによる処理(cf.: Google Chrome)か、類似する自動実行機能(GNOME的自動実行等)が必要。
- cronによる処理はスジがあまりにも悪い上(=半年に一度しか使わないもののために毎週とか毎日実行は受け入れ難い)、「目に見えない場所」での動作なのでポリシ上受け入れ難い。ログイン時に処理するほうがまだマシ。
パッケージ名、パッケージの説明が不親切
- software centerの説明文はddtp-ubuntuから流用されている。
- ddtpは説明文がわかりにくい上、ものによっては英語のまま。
- ddtpの原文を無視して日本語を投入するのはスジが悪い。ddtpの原文を修正した上で日本語訳すべき。
=> 各パッケージの翻訳を反映させる、もしくは新規翻訳
free, non-freeの区別がついていない
- 左ペインの「ソフトウェアの取得」を詳細表示させた状態の、リポジトリ毎の名称で区別をつけられる
- 現状では、「PPA for Ubuntu Japanese Team」、「Ubuntu-ja」という名称なので、「Ubuntu Japanese Team main」、「Ubuntu Japanese Team non-free」などと統一性を持たせた名前にするのはどうか
- ソフトウェアセンターでは「Canonicalがメンテナンスしているかどうか」の区別はつくが、free,non-freeの区別はつかない
- app-install-dataにはセクションの項目があるので、将来的には対応?
起動のための操作が異なる
- ソフトウェアセンターは「アプリケーション→Ubuntuソフトウェアセンター」
- セットアップヘルパは「システム→システム管理→日本語環境セットアップヘルパ」
セットアップヘルパ比で操作がわかりにくい
- セットアップヘルパは起動するだけ。
- ソフトウェアセンターを起動し、トップページのカテゴリメニューの中から「日本語環境」を選ばないとカタログにたどり着けない。