対象とするUbuntu Studioのバージョン
- これまでリリースされたすべてのバージョン
この文書では、以下の3つに分けて、システムの日本語化を説明します。 <<TableOfContents: execution failed [Argument "maxdepth" must be an integer value, not "[1]"] (see also the log)>>
Ubuntu日本チームのリポジトリを追加
まず下準備です。Ubuntu日本チームが日本語環境に関する様々なパッケージを提供しているので、ソフトウェアソースに加えて利用できるようにします。
Ubuntuの日本語環境を参照し、リポジトリを利用可能として下さい。
デスクトップ環境の日本語化
Ubuntu Studio標準のデスクトップ環境はGNOMEなので、GNOMEの日本語化をすることになります。
システム設定から項目「言語サポート」を実行すると、「言語とテキスト」ウィンドウ(gnome-language-selector)が開きます。「言語のインストールと削除...」ボタンをクリックすると新しく「インストールされている言語」ウィンドウが開くので、「言語」リストで日本語を選択。画面下部のコンポーネントの「翻訳」「インプットメソッド」「追加のフォント」のそれぞれのチェックボックスにチェックを入れ、変更を適用します。
なお、Ubuntu StudioはUbuntu同様、GNOMEデスクトップ環境の他にもKDE、LXDEなどを使うこともできます。
日本語入力システム
Ubuntuにおいて漢字/仮名変換を含む日本語入力を行うには、インプット・メソッド・プラットフォームにおいて、日本語に対応したインプット・メソッドを使うように設定を変更します。iBusをインプット・メソッド・プラットフォームとし、anthyをインプット・メソッドとするのが標準となっていますが、Ubuntu Studio 10.10ではインプットメソッドにmozcを使うこともできます。
iBusでanthyを使うにはパッケージ「ibus-anthy」を、mozcを使うにはパッケージ「ibus-mozc」をインストールしておきます。
システム設定から、iBusの設定(ibus-setup)を実行します。タブ「インプットメソッド」を開き、「インプットメソッドの選択」プルダウンリストからanthyあるいはmozcを選択し、追加ボタンで「インプットメソッド」リストに追加します。
左:10.04の画面。右:10.10の画面。
特定のアプリケーションの日本語化
ここまででほとんどのアプリケーションの表示が日本語となったと思いますが、Blenderなど一部のアプリケーションは、アプリケーション自体の設定を変更して日本語化します。方法はそれぞれのアプリケーションのドキュメントを参照して下さい。