対象とするUbuntu Studioのバージョン
- Ubuntu Studioのすべてのバージョン
10.10以前のUbuntu Studioでは、UbuntuStudio Controlsというソフトウェアがインストールされていました。システム→システム管理で表示されるメニューに「UbuntuStudio Controls」を見ることができます。
このユーティリティは、以下の2点を行うためのものでした。
- JACKでリアルタイム・スケジューリングを有効にするために必要な、PAM(Pluggable Authentication Modules)の設定を行うために、「/etc/security/limits.conf」を編集する
- raw1394カーネルモジュールが自動ロードされるよう、「/etc/modules」を編集する
- raw1394デバイスノードへのアクセスを許可するために、UDEVの設定ファイルをインストールする
1.に関しては、10.04以降、PAMの設定ファイルの保存先としてパス「/etc/security/limits.d」以下のconfファイルを推奨注1となりました。また、パッケージ「jackd2」あるいは「jack1」が同様の設定ファイルをインストールするようになりました。
2.に関しては、10.10では標準で有効となるFirewireカーネルモジュールセットが新しくなり注2、raw1394カーネルモジュールが必ずしも必要ではなくなりました。もし古いカーネルモジュールセットを使いつづける場合は、/etc/modulesに「raw1394」を追記して下さい。11.04では新カーネルモジュールセットのみが利用可能となりました。
3.に関しては、パッケージ「libffado2」が同様の設定ファイルをインストールするようになっています。
こういった仕様変更が行われたため、UbuntuStudio Controlsを使った設定は非推奨となっています。なお、UbuntuStudio Controlsは新たな仕様で開発を継続中で、これまでとは異なる機能で再リリースすることを計画しています。
[注1] Ubuntu Studio 10.10は以下を標準でインストールします。 /etc/security/limits.d/ubuntustudio-audio-rtprio.conf [注2] 詳しい情報は、https://ieee1394.wiki.kernel.org/を参照のこと。 Old Firewire Stacks * ieee1394 * ohci1394 * sbp2 * eth1394 * dv1394 * raw1394 * video1394 New Firewire Stacks * firewire-core * firewire-ohci * firewire-sbp2 * firewire-net
