対象とするUbuntuのバージョン
- 10.04 Lucid Lynx
本文書では、主にシステム異常が発生したときなど、GUIなテキストエディタ(gedit, kate, mousepadなど)が使用できなくなった場合に、CUIで設定ファイルを編集するのに便利なテキストエディタのごく簡単な使用方法を説明します。
nano
起動方法
filenameという名前のファイルを編集するときは、 nano filenameで起動して下さい。 管理者権限が必要になるファイルを編集するときは、 sudo nano filename となります。例えば、/etc/default/grubを編集するときは、 sudo nano /etc/default/grub として下さい。
カーソル移動
カーソルキーを使って下さい。
編集方法
カーソルをカーソルキーで編集したい箇所に移動させ、追加したい文字を入力して下さい。 DELキーでカーソル位置の文字を一文字削除、BackSpaceキーでカーソルの前の文字を一文字削除できます。
ファイルの保存と終了方法
Ctrl+oを押すとファイル名入力を促されます。変更の必要が無い場合は、そのままエンターキーを押して確定して下さい。 Ctrl+xを押すとエディタが終了します。
その他
画面の下側にショートカットキーが表示されていますので、それを参照下さい。 ^XはCtrl+xの意味になります。他のショートカットキーも同様です。
vi
コマンドモードと入力モード
viにはコマンドモード、入力モードなどいくつかのモードと呼ばれる状態が存在します。他の多くのエディタと大きく異なる点であり、初めてviを使う人は困惑するかも知れません。 コマンドモードでは、カーソル移動、文字/行削除、検索などを行います。入力開始コマンドにより入力モードに移行します。入力モードからコマンドモードに戻るには、ESCキーを押して下さい。 通常viを起動すると、viはコマンドモードで起動します。
起動方法
filenameという名前のファイルを編集するときは、 vi filenameで起動して下さい。 管理者権限が必要になるファイルを編集するときは、 sudo vi filename となります。例えば、/etc/default/grubを編集するときは、 sudo vi /etc/default/grub として下さい。
カーソル移動
コマンドモードにおいて、下記のコマンドにより、カーソル移動して下さい。
h |
左に一文字移動 |
j |
下に一文字移動 |
k |
上に一文字移動 |
l |
右に一文字移動 |
w |
次の単語に移動 |
b |
ひとつ前の単語に移動 |
^ |
スペースを除く行頭に移動 |
0 |
行頭に移動 |
$ |
行末に移動 |
(数字)G |
数字で指定した行番号に移動(ex. 3Gで3行目に移動) |
G |
最終行に移動 |
編集方法1
コマンドモードにおいて、下記のコマンドにより編集して下さい。コマンドモードに戻るにはESCキーを押して下さい。
i |
カーソル位置の文字の前に挿入開始 |
a |
カーソル位置の文字の後に挿入開始 |
I |
スペースを除く行頭に挿入開始 |
A |
行末に挿入開始 |
編集方法2
コマンドモードにおいて、下記のコマンドにより編集して下さい。
x |
カーソル位置の文字を一文字消去 |
dd |
カーソルのある行を消去 |
d$ |
カーソル位置の文字から行末までを消去 |
d0 |
行頭よりカーソル位置の前までを消去 |
dw |
カーソル位置から単語の終わりまでを消去 |
db |
ひとつ前の単語の始まりからカーソル位置の前までを消去 |
u |
直前の操作の取り消し |
ファイルの保存と終了方法
ZZ |
編集中のファイルを保存して終了 |
ZQ |
編集中のファイルを保存せずに終了 |
その他
もう少し詳しい説明を見たい場合は、端末で、vimtutorを実行して下さい。