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Unix系のOSは、1台のコンピュータを複数のユーザで同時に使える「マルチユーザOS」。

Linuxを始めて使う人が戸惑ってしまう一つが、パーミッション、すなわちファイル/ディレクトリ(フォルダ)の所有権やアクセス権。

誰もが勝手にマシンに接続してあらゆる情報にアクセスしたり、ファイルを変更できないように、またうっかり他人が作成したファイルを消してしまわないように、ファイル/ディレクトリ(フォルダ)に細かいアクセス権(パーミッション)を設定する仕組みとなっています。

これにより、自分のファイルを誤って削除されないように保護したり、さらには他人には見れないようにすることも可能となります。

GUIによるアクセス権の変更

パネルから「場所」>「ホーム・フォルダ」を開いて、その中にあるフォルダアイコンを右クリックして、「プロパティ(P)」を開き、「アクセス権」タブを選びます。

http://ubuntu-users.info/wiki/images/5/57/007AccessRights.png

「ホーム・フォルダ」=ホームディレクトリの中にあるファイル/フォルダは、全て自分が所有者となり、自由に扱う事ができます。

この他のディレクトリの多くは、root=管理者が所有するものとなり、システムのパスワードを入力しないと変更ができないようになっています。

フォルダのアクセス権

フォルダのアクセス権には次の3つがあります。

  • 表示のみ → フォルダの表示だけはできる
  • アクセスのみ → フォルダの内容を見る事だけができる。
  • 作成と削除 → フォルダの作成と削除を自由に行える

ファイルのアクセス権

  • ファイルのアクセス権は次の通り
  • なし →ファイルを開く事すらできない
  • 読み込み専用 →ファイルを開けることはできるが、変更はできない
  • 読み書き →ファイルを開いて、修正も可能

これらを、ファイル/フォルダの「所有者」、所属する「グループ」、他人である「その他」にそれぞれ設定していきます。

画像の例では、自分以外の他人には一切、フォルダの中味を覗く事すらできない設定となります。

「これらの権限をフォルダ内の全てのファイルに適用する」をクリックして「閉じる」を選択すると、フォルダ以下にある全ファイルに対して、同じアクセス権、所有者の変更が適用されます。

コマンドでのパーミッション変更

パーミッション(権限)の設定コマンドとしては、所有者の変更コマンドとして「chown」、アクセス権の変更コマンドとして「chmod」があります。

所有者の変更コマンド

ファイル/フォルダの所有者の変更コマンドは、次のような構文となります。

  • chown [オプション] [ユーザ名] [ファイル/ディレクトリ名]

例えば、次のコマンドの場合、

  • sudo chown -R tanin Photos/

「Photosディレクトリ」の所有者を「taninというユーザ」に変更する。「-R」というオプションで「フォルダ内の全てのファイルに適用」を意味します。 ※管理者権限が必要なので、頭に「sudo」をつけます。

アクセス権の変更コマンド

アクセス権変更のコマンドの書式は次のようになります。

  • chmod [オプション] [アクセス権の指定] [ファイル/ディレクトリ名]

例えば、次のコマンドの場合、「Photosディレクトリ」の所アクセス権を「700=自分だけ読み書き可能、他人は一切見れない」に変更する事を意味します。 ※「-R」は、「フォルダ内の全てのファイルに適用」するというオプションです。

  • chmod -R 700 Photos/


UbuntuJapaneseWiki: UbuntuTips/FileHandling/Permission (最終更新日時 2012-01-10 11:49:22 更新者 匿名)