• 対象とするUbuntuのバージョン

    • 8.04

Ubuntu このTipsはUbuntu日本語フォーラムTutorial & Tips内の syosinnsya さんによる【Howto】マウスボタンの拡張機能-xbindkeys+xvkbdクリエイティブ・コモンズ-表示-継承-3.0のもと転載したものです。

注意

以下に X Window System の設定ファイル /etc/X11/xorg.conf の編集作業を含みます。設定の不具合から GUI が立ち上がらなくなる場合があります。本文にも示してある通り、 xorg.conf のバックアップとリストアの準備をしてから臨んで下さい。

リンク

日本語フォーラム内の元記事

公式サイト

xbindkeys

xvkbd

参考になるページ

Ubuntu Weekly Recipe の 第13回の記事

日本語フォーラム内の関連トピック

ubuntuguide.org 内の関連項目

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手順

1.デバイス名の確認

適切なデバイス名を確認するため,以下を実行してください。

cat /proc/bus/input/devices

システムに接続された入力デバイスすべてが一覧されますが,この中で,"N:"で始まる行を見ていくと,接続されたマウスと合致するものが存在するはずです。 例えば,以下のLogitech USB Gaming Mouseの行がそうです。このNameを控えておいてください。

$ cat /proc/bus/input/devices

I: Bus=0003 Vendor=046d Product=c041 Version=0111
N: Name="Logitech USB Gaming Mouse"
P: Phys=usb-0000:00:1d.7-2.3/input0
S: Sysfs=/devices/pci0000:00/0000:00:1d.7/usb5/5-2/5-2.3/5-2.3:1.0/input/input3
U: Uniq=
H: Handlers=mouse1 event3
B: EV=17
B: KEY=ffff0000 0 0 0 0
B: REL=143
B: MSC=10

2.xorg.confの編集

次にxorg.confを編集します。これは下手をするとX window systemが動かなくなるのでバックアップを取っておきます。

sudo cp /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.bak
gksu gedit /etc/X11/xorg.conf

xorg.confファイルを開いたら,以下のような「Section "InputDevice"」の下にある「Identifier "Configured Mouse"」セクション を探します。

Section "InputDevice"
        Identifier      "Configured Mouse"
        Driver          "mouse"
        Option          "CorePointer"
        Option          "Device"        "/dev/input/mice"
        Option          "Protocol"      "ImPS/2"
        Option          "ZAxisMapping"  "4 5"
        Option          "Emulate3Buttons"       "true"
EndSection

これを以下のように編集します。まずdriverをevdevに直します。 Nameは

cat /proc/bus/input/devices

の結果と同じものを入れてください。

Option          "HWHEELRelativeAxisButtons" "7 6"

はそのまま入れます。

Section "InputDevice"
        Identifier      "Configured Mouse"
        Driver          "evdev"
        Option          "Name"  "Logitech USB Gaming Mouse"
        Option          "HWHEELRelativeAxisButtons" "7 6"
EndSection

3.設定の確認

xorg.confの編集が終わったら一度ログアウトして、再度ログインしてください。 そして、さっきと何も変わらなかったら4に進んでください。おかしくなってしまった方は

sudo cp /etc/X11/xorg.conf.bak /etc/X11/xorg.conf

として、編集前の状態に直してください。

4.マウスボタンのマッピングの確認

ここからはマウスボタンへの機能の付加です。 まず

xev

としてください。 そして、マウスを極力動かさず、機能を付加したいマウスボタンを押します。 すると以下のようになります。

$ xev
ButtonRelease event, serial 31, synthetic NO, window 0x4e00001,
    root 0x13b, subw 0x4e00002, time 2352705, (37,33), root:(829,606),
    state 0x0, button 8, same_screen YES

これでマウスのボタンの番号を調べます。上記の場合は8番です。 xevがうまくできない場合にはこちらを参考にしてください。

xevでのマウスボタンの調べ方

5.xvkbdとxbindkeysの導入

次に,設定に必要ないくつかのパッケージをインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install xvkbd xbindkeys

としてください。

6.xbindkeys用設定ファイルの作成

各ボタンに割り当てるキーボード操作を定義する設定ファイルを作成します。

cd ~
gedit .xbindkeysrc

ここでショートカットキーを割り当てることによって、マウスボタンを押してショートカットキーを押したのと同じ反応を得ることができます。どういうことかと言うと、例えば元々Alt+F9ボタンを押すと、最小化ができるとします。この状態で任意のマウスボタンにAlt+F9を割り当てるとします。すると、マウスボタンを押す→Alt+F9→最小化となるわけです。また、マウスボタンを適当なキーに割り当て、その後にそのキーをショートカットキーに割り当てることもできます。

.xbindkeysrcを開いたら

"/usr/bin/xvkbd -text "\[設定したいキー]\[設定したいキー2]""
  b:(設定したいマウスボタンの番号)

と、記述してください。 例えば、

"/usr/bin/xvkbd -text "\A\[F9]""
  b:8

と、します。AはAltの略でAltの場合は上記のように略すことが可能です。

7.GNOME側の設定の確認

その後、システム > 設定 > キーボード・ショートカットで割り当てたキーがきちんとショートカットキーに指定されているかどうか確認します。確認したら、Alt+F2を押し、xbindkeysと入力して[OK]を押してください。そしてマウスボタンが正常に動くかどうか確認してください。

8.自動起動への登録

その後、起動時にマウスボタンが有効になるようにするために、[システム]→[設定]→[セッション]を開き,[追加]ボタンを押して,「新しく自動起動するプログラム」「名前」「コマンド」に"xbindkeys"と入力し,自動起動するようにしてください。

これで以上です。

参考

備考

改善点・不備等、加筆修正お願いします。(初版の筆者)

UbuntuJapaneseWiki: UbuntuTips/Hardware/ExtensionOfMouseButtonWithXbindkeysAndXvkbd (最終更新日時 2012-01-10 11:49:06 更新者 匿名)