• 対象とするUbuntuのバージョン

    • 10.04 Lucid Lynx

はじめに

Ubuntu では Mac OS Xなどでも使われている CUPS というシステムにより簡単にプリンターを使えるようになることがあります。ここではその方法を説明します。

標準ドライバを使う方法

  1. プリンターの電源を入れ、コンピュータに接続してください。
  2. GNOME のメニューより システム → システム管理 → 印刷を選択してください。
    Unity デスクトップを採用した 11.04 以降では、システムメニューから プリンター を選択してください。

  3. 追加 を押してください。
    attachment:1.png

  4. 使いたいプリンターの名前を選択して、 進む を選択してください。
    attachment:2.png

  5. 以下から選択してください。
    1. Select printer from database - インストールされているPPDファイルから選択します。

      1. メーカを選択し、進む を選択してください。
        attachment:3_1.png

      2. モデルとドライバを選択し、進む を選択してください。
        attachment:3_2.png

    2. Provide PPD file - 別途入手したローカルにあるPPDファイルを選択します。
      attachment:3_3.png

    3. Search for a printer driver to download - インターネット上からPPDファイルを検索します
      attachment:3_4.png

  6. 以下の項目を埋め、適用を押してください。
    • Printer Name - プリンターの名前です。分かりやすい名前が良いでしょう。
    • Description - (任意)プリンターの説明
    • Location - (任意)プリンターの場所

    attachment:4.png

  7. テストページを印刷しますか? と訊かれます。はい を押すと以下のようなページが印刷されます。

テストページ(12.04以降)
11.10 以前は次のようなテストページでした。
テストページ(11.10以前)

ほかの方法

動作報告

ブラウザから

http://localhost:631/ にアクセスすることでブラウザから設定することもできます。

ブラザー

キヤノン

エプソン

  • インクジェットプリンターについては、Ubuntu のバージョンが 11.10 以降ならば、接続するだけで自動的にドライバーをダウンロードできます。
  • Linuxドライバーよりドライバをダウンロード出来ます。

HP

用語

CUPS

Unix系OS で使われている印刷システムです。詳しくはCUPS - jp.wikipedia.orgを参照してください。

PPD

元々は PostScript プリンタで使うために作られました。CUPS では PPD 形式のファイルでプリンタごとの設定をしています。詳しくはPostScript Printer Description- jp.wikipedia.orgを参照してください。

クラス

プリンタプールとも呼ばれる機能です。クラスの中の最初に印刷できるプリンタで印刷されます。

リンク


UbuntuJapaneseWiki: UbuntuTips/Hardware/UsingPrinter (last edited 2014-09-27 19:46:14 by MakotoHasegawa)