対象とするUbuntuのバージョン
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Ubuntuの日付と時刻の設定方法について説明します。
ユーザー別の時刻設定をする
- 画面右上の時計アプレットを右クリックし、「設定」をクリックします。
- 表示されたウインドウの下部にある「時刻の設定」をクリックします。
- 表示されたウインドウで日付と時刻を設定後、「システム時刻の設定」をクリックして完了です。
コンピュータ全体の時刻設定をする
画面左上にあるメニューで、「システム」>「システム管理」>「時刻と日付の設定」をクリックします。
- ウインドウ下部の鍵ボタンをクリック後、パスワードを入力して変更可能な状態にします。
- 変更後、「閉じる」をクリックして完了してください。
時報サーバー(NTPサーバー)と同期する
世界中の様々な団体が、コンピュータ向けの時刻情報をNTP(Network Time Protocol)を利用して配信しています。 Ubuntuでは、NTPで配信されている時刻情報を取得して、コンピュータの時刻設定を自動的に設定することができます。
- 「コンピュータ全体の時刻設定をする」で表示させた「時刻と日付の設定」画面にて、「設定」項目を「インターネット上のサーバーと同期させる」に変更します。
- 「時刻サーバーの選択」をクリックし、表示された画面で時刻サーバーを選択します。この時、高速な応答を期待できるサーバー(国内のサーバー)を選択すると、誤差が小さくなります。
デュアルブート環境や仮想マシン上でのトラブル
Ubuntuの場合、標準設定でハードウェア側の時刻設定をUTC(協定世界時≒グリニッジ標準時)にします。そのため、日本国内ではハードウェア側の時刻設定がUbuntuの設定に対して9時間遅れることになります。一方、Windowsやその他のOSにおいては、ハードウェア側の設定を現地時間にする場合もあります。Ubuntuとその他のOSの時刻設定の方法が異なる場合、OSを切り替える度に表示される時刻がずれてしまいます。
この現象の解決策として、Ubuntuがハードウェアに現地時間を設定するよう、変更する方法があります。
- 「Alt」+「F2」を押し、表示された「アプリケーションの実行」ウインドウに以下のコマンドを入力後、「実行」をクリックする。
gksudo gedit /etc/default/rcS
- 表示されたテキストエディタで、「UTC=yes」の部分を「UTC=no」に書き換え、保存する。
UTC=yes ↓↓↓ UTC=no