「Xampp」でサーバのテスト環境を。自宅サーバ、イントラネット・サーバとして活用
「サーバ」と言うと、「設定が難しそう・・・」と、構えてしまう人が多いかも知れません。 特にLinuxの場合、開発者/技術者以外の人にとってはそんなイメージが大きいかも知れません。
ここで紹介する方法は、一般のパソコンユーザが、日常の趣味や仕事で便利に活用する・・・という用途向けのものです。 Ubuntuにもサーバ・バージョンがあるのですが、ここで紹介するのは、普通のデスクトップ版のUbuntuで設定していく方法です。 特に、極力難しいコマンドによる設定は排して、かなりお気楽に組んで行く事を目指します。
WordPress、Xoops、MediaWiki・・・ CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)や情報共有のためのWikiなど、LAMP環境で動作するアプリケーション/サービスが多数あります。 この、「LAMP」とは、Linux, Apache, MySQL, PHPの頭文字を取ったもので、これらをひとまとめにして簡単に導入できるのが「XAMPP」です。
決してインターネット上でのサーバ公開には用いないでください。セキュリティ対応が脆弱ですので危険です。
XAMPPの導入
ダウンロード
下記URLから最新版をダウンロードします。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=61776&package_id=60248
- 今日現在のバージョンは、XAMPP Linux 1.6.7 (59 MB)
代表的なツールのバージョンは、次のとおりとなっています: Apache 2.2.9, MySQL 5.0.51b, PHP 5.2.6 & 4.4.8, Perl 5.10.0,OpenSSL 0.9.8h
インストール
- パッケージは、「xampp-linux-1.6.7.tar.gz」というようなファイル名称で、tar.gz形式で圧縮されています。まずは展開から。
- 端末から、「sudo nautilus」と入力。管理者権限でファイルブラウザを起動します。
- ダウンロードしたパッケージが置かれているディレクトリに移動し、ダブルクリックすると「書庫マネージャ」が現れます。
- 画面中に「lampp」という名称のフォルダが表示されます。
- これを選択した状態で、上部メニューの「展開」をクリック。
- 展開後のlamppフォルダをまるごと「/opt」の直下に移動します。
起動
端末から、次のコマンドを入力してEnter。
$ sudo /opt/lampp/lampp start
画面に以下のような文字列が現れます。
以上で起動されました。
テスト
確認するには、サーバ機上で、ブラウザを開き、次のコマンドを入力します。
XAMPPのトップページが現れればOK。
このページに、各アプリケーションの動作状況、セキュリティの状況を確認できるページがあり、phpなどの設定も行えるようになっています。
なお、MySQLのrootにパスワードが設定されていないなど、セキュリティに関する対策がほとんど講じられていないので、本番環境で使う事はあまりにも危険すぎます。 あくまでも開発環境、動作チェック、テスト用として、個人またはクローズドな(イントラネット内)グループ間で用いるものとして捉えるべきでしょう。
- なお、次のコマンドで、いくつかのセキュリティ設定をまとめて行うことができます。
$ sudo /opt/lampp/lampp security
レンタルサーバなどでは、会社によって動作/サポートする PHP のバージョンが異なる場合があるのですが、この環境のありがたい点は、PHP の4と5の使い分けができる点です。
- PHP4 に切り替えるコマンドは次のとおりです。
$ sudo /opt/lampp/lampp php4
- PHP5 に戻す場合は、以下のコマンド。
$ sudo /opt/lampp/lampp php5
どちらのバージョンで動作しているかを確認するには次のコマンドで。
$ sudo /opt/lampp/lampp phpstatus
その他の操作については、オンラインマニュアルが一まとめになっており、とても役立ちます。