作業目的

作業手順

  • 翻訳を行う場合は、一定の文章の区切りごとに原文を残した上で翻訳を行う。
  • 他者の翻訳が明らかに間違っている場合は、翻訳を修正する。
  • より良い翻訳の提案がある場合は、修正したい翻訳の直下に新たに翻訳を作成する。
  • 査読者は、翻訳の内容を確認し最終的な翻訳文を取りまとめる。

リンク

作業内容

  1. CoC 1.0.1とCoC 1.1の差分を明確にする
  2. 差分と以前の翻訳を踏まえて文章を更新してください。
    • 作業の都合上、Wiki編集画面では一定の文章量ごとに区切っています。

注意点

  • 変更点の多いパートについては注意深い査読をお願いします。また、積極的なsuggestionをお願いします。

Ubuntu Code of Conduct v1.1



This Code of Conduct covers our behaviour as members of the Ubuntu Community, in any forum, mailing list, wiki, web site, IRC channel, install-fest, public meeting or private correspondence.

この行動規範は、フォーラム、メーリングリスト、Wiki、Webサイト、IRCチャンネル、インストール大会、公開ミーティング、私信など、あらゆる場面でのUbuntuコミュニティの一員としての振る舞いについて述べたものです。

1.1への差分:

# yourがourに。翻訳は1.0.1のまま。
# (2010/08/03) any -- のニュアンスを活かす形に調整。

Ubuntu governance bodies are ultimately accountable to the Ubuntu Community Council and will arbitrate in any dispute over the conduct of a member of the community.

Ubuntu運営組織は最終的にはUbuntuコミュニティ評議会(Ubuntu Community Council)に対して説明責任があり、コミュニティのメンバーの振る舞いについて論争が起きた場合は調停に当たります。

1.1への差分:

Ubuntu governance bodiesが登場

訳出メモ

Ubuntu governance bodiesが何を指しているのか?取り敢えずUbunut運営組織と訳したが...(kuponuga)

governance bodiesの定訳は「ガバナンス機構」や「統治機関」が基本でしょうか。
ニュアンスを含めると「会議体」あたりなのですが、http://www.jonobacon.org/2009/08/09/ 
からすると(enrollされた/権限を持つ)各種チームの集合体を意味しているので、企業統治に
おける、運営よりは強い意味の単語を当てるのが良さそうです。逃げ逃げでガバナンス機関もあり?
(hito)

「統治機関」は真っ先に考えた訳語ですが、権限を持っているとしても「コミュニティ」に統治という言葉を当てるのに躊躇してしまいました。
どうしても日本語の「統治」はgovernment的なニュアンスを持ってしまうので。
確かに運営では弱いので管理機関あたりする手もあると思います。
ただガバナンス機関でいいじゃないか、という気もします。
(kuponuga)

私は「統治組織」という訳を提案します。
governanceを「ガバナンス」と訳すと日本語の意味に引きずられるため
「統治、管理」のほうが日本人が理解する上で適切な訳語かと思います。
また、bodyを「機関」と訳すとinstituteやagencyといったような大きな法人組織を
イメージするため、「組織、母体、団体」といった訳が良いと思います。
(kuromabo)


  • Be considerate. Our work will be used by other people, and we in turn will depend on the work of others. Any decision we take will affect users and colleagues, and we should take those consequences into account when making decisions. Ubuntu has millions of users and thousands of contributors.

他者を思いやれ 我々の成果物はほかの人たちによって利用されますし、我々もほかの人たちの成果物に依存しています。我々が行う決定はユーザーや仲間に影響を与えます。我々は決定を行う際に、それがどのような結果をもたらすか考慮しなくてはなりません。Ubuntuには何百万人ものユーザと何千人もの貢献者がいます。

1.1への差分:

# 人称の変更にともない「あなた」を「我々」に変更など。最後の1文は1.1で追加された。

acked-by: hito, kuromabo
  • Even if it's not obvious at the time, our contributions to Ubuntu will impact the work of others. For example, changes to code, infrastructure, policy, documentation, and translations during a release may negatively impact others' work.

その時には明らかでなくとも、Ubuntuに対する我々の貢献はほかの人たちの作業に影響を及ぼします。例えば、リリース作業中にコードやインフラストラクチャー、ポリシー、ドキュメンテーション、翻訳に変更を加えると、ほかの人たちの作業に悪影響を与える可能性があります。

1.1への差分:

# 1.1で文章全体が変更されています。

訳出メモ:
「コードやインフラストラクチャー、ポリシー、ドキュメンテーション」:カタカナでいいか?(kuponuga)

コード=プログラムだけでなくpackageなども含めてソース
インフラストラクチャー=launchpad,buildd,mirror servers,foundation担当のもの
ポリシー=実装意図,パッケージの採用方針

あたりの意図も含んでいるようなので、訳さないでカタカナ語で。(hito)(kuromabo:同意)

acked-by: hito、kuromabo

(2010-08-03) 微調整あり。

1.0の相当部分の翻訳文

他者を思いやれ
あなたの成果物はほかの人たちによって利用されますし、あなたもほかの人たちの成果物に依存しています。 あなたが行う決定はユーザーや仲間に影響を与えます。我々は、あなたが決定を行う際に、それがどういう結果をもたらすか考慮してくれるものと期待します。 たとえば、機能凍結(feature freeze)の状態にあるときは、重要なシステムソフトウェアの新バージョンをアップロードしないでください。ほかの人たちは凍結されたシステムをテストしており、大幅な変更があるとは思わないからです。


  • Be respectful. The Ubuntu community and its members treat one another with respect. Everyone can make a valuable contribution to Ubuntu. We may not always agree, but disagreement is no excuse for poor behaviour and poor manners. We might all experience some frustration now and then, but we cannot allow that frustration to turn into a personal attack. It's important to remember that a community where people feel uncomfortable or threatened is not a productive one. We expect members of the Ubuntu community to be respectful when dealing with other contributors as well as with people outside the Ubuntu project and with users of Ubuntu.

他者を尊重せよ Ubuntuコミュニティとそのメンバーは、お互いに敬意をもって対応します。誰でもUbuntuに有益な貢献をなすことができます。我々の意見は常に一致するとは限りませんが、意見の不一致を振る舞いや礼儀の悪さの言い訳にしてはなりません。我々はときどき不満を経験するかもしれませんが、その不満が個人攻撃に向かうのを看過するわけにはいきません。人々が不愉快さや脅威を感じるコミュニティは生産的なコミュニティでないことを肝に銘じておくべきです。我々はUbuntuコミュニティのメンバーが、ほかの貢献者やUbuntuプロジェクトの外部の人たちやUbuntuのユーザーに敬意をもって対応するものと期待します。

1.1への差分:

1.0から変更なし

frustrationは「挫折」というよりも「欲求不満」または「不満」の訳の方が適切だと思います。
日本語の文章を読んだ際に、「挫折」だと文脈が読み取りづらいので。
また、「ユーザー」「メンバー」と長音を伸ばす訳語を採用しているのであれば全文章で統一すべき。
(例:上記ではメンバとなっている。)
(kuromabo)

frustrationを「不満」に、「メンバ」を「メンバー」にしました。(jkbys)

1.0の相当部分の翻訳文

他者を尊重せよ
Ubuntuコミュニティとそのメンバーは、お互いに敬意をもって対応します。 誰でもUbuntuに有益な貢献をなすことができます。 我々の意見は常に一致するとは限りませんが、意見の不一致を振る舞いや礼儀の悪さの言い訳にしてはなりません。 我々はときどき挫折を経験するかもしれませんが、その挫折が個人攻撃に向かうのを看過するわけにはいきません。 人々が不愉快さや脅威を感じるコミュニティは生産的なコミュニティでないことを肝に銘じておくべきです。 我々はUbuntuコミュニティのメンバがほかの貢献者やUbuntuプロジェクトの外部の人たちやUbuntuのユーザーに敬意をもって対応するものと期待します。


  • Be collaborative. Collaboration is central to Ubuntu and to the larger free software community. This collaboration involves individuals working with others in teams within Ubuntu, teams working with each other within Ubuntu, and individuals and teams within Ubuntu working with other projects outside. This collaboration reduces redundancy, and improves the quality of our work. Internally and externally, we should always be open to collaboration.

協力せよ 協力はUbuntuの起点であり、より大きなフリーソフトウェアコミュニティの起点でもあります。協力とは、Ubuntuのチーム内でほかの人たちとともに行った個人作業、Ubuntuのチーム間でのチーム作業、外部のプロジェクトとともに行った個人やUbuntuのチームの作業などのことです。協力は重複を減らし、我々の仕事の質を高めます。内部に対しても外部に対しても、我々は協力の申し出に対して耳を傾けるべきです。

1.1への差分:

文章全体が変更されています。


central to =「中心的、中核的」のニュアンスを含んだ訳の方が良いと思います。
be open to =「歓迎する」の訳の方が良いと思います。

また、これを元に全体の訳をいじってみました。
「協力はUbuntuにとって中心的なものであり、より大きなフリーソフトウェアコミュニティにとっても中心的なものです。ここでの協力とは、個人がUbuntuのチーム内でほかの人たちと共に作業を行うことや、Ubuntuのチーム間で作業を行うことや、Ubuntu内の個人やチームが外部のプロジェクトと共に作業を行うことを含んでいます。協力は重複を減らし、我々の仕事の質を高めます。内部に対しても外部に対しても、我々は協力の申し出を歓迎すべきです。」
(kuromabo)

(2010-08-03) 微調整。
  • Wherever possible, we should work closely with upstream projects and others in the free software community to coordinate our technical, advocacy, documentation, and other work. Our work should be done transparently and we should involve as many interested parties as early as possible. If we decide to take a different approach than others, we will let them know early, document our work and inform others regularly of our progress.

どこであろうとも可能な限り、我々は上部のプロジェクトやフリーソフトウェアコミュニティの他のプロジェクトと密接に作業し、我々の技術、アドボカシー、ドキュメンテーションやその他の作業を調和させるべきです。我々の仕事は透過的に行われるべきであり、できる限り早く多くの関係者を参加させるべきです。我々がほかの人たちと異なった取り組み方をすると決めたときは、すぐに彼らに伝えて、我々の作業を記録し、我々の進捗状況を定期的に報告します。

1.1への差分:

文章全体が変更されています。

訳出メモ:

advocacyの訳をどうするか。「アドボカシー」と日本語にもなっているようですが一般的か分かりません。(kuponuga)

訳語がないので、「アドボカシー」で。(hito)(kuromabo:同意)

acked-by: hito


wherever possible=「可能なときはいつでも」の訳が良いと思います。
upstream=「上流」の訳の方が良いと思います。
transparently = 直訳すると「透過的な、透明な」の意味ですが文脈の意味を取ると「隠し事せずに」の
ニュアンスを含んだ訳が良いのではないでしょうか。
(kuromabo)

1.0の相当部分の翻訳文

協力せよ
Ubuntuとフリーソフトウェアは協力して共同作業を行っています。協力はフリーソフトウェア界で行われる作業の重複を減らし、生み出されるソフトウェアの品質を高めます。あなたはUbuntuのほかのメンテナとの協力、およびあなたの仕事に関心のある上流コミュニティとの協力を目指すべきです。あなたの仕事は透過的に行われるべきであり、Ubuntuからのパッチはディスト リビューションのリリース時だけでなく、作成時にもコミュニティに返されるべきです。既存の上流プロジェクトのための新しいコードと取り組みたい場合は、少なくとも、それらのプロジェクトに自分のアイデアと進捗具合を知らせるようにしてください。アイデアの適切な実装について、上流から、あるいは同僚からさえ合意を得られないこともあるので、始める前に了解をとる義務があると思う必要はありません。しかし、少なくとも、外の世界に自分の仕事について知らせ、外部の人たちがテストし、議論し、それに貢献できるでようなやり方で、仕事の成果を公開してください。


  • When we disagree, we consult others. Disagreements, both social and technical, happen all the time and the Ubuntu community is no exception. It is important that we resolve disagreements and differing views constructively and with the help of the community and community processes. We have the Technical Board, the Community Council, and a series of other governance bodies which help to decide the right course for Ubuntu.

意見が合わないときは相談せよ 社会的な、あるいは技術的な意見の不一致はいつでも生じるもので、Ubuntuコミュニティもその例外ではありません。重要なのはコミュニティによる支援や、コミュニティのやり方に基づいて、意見の不一致を建設的に解決することです。我々には技術委員会(Technical Board)とコミュニティ評議会、そのほかにも数々の運営組織があり、Ubuntuにとって正しい進路を決定するのに役立ちます。

1.1への差分:

1.0をベースに変更が加えられています。

訳出メモ:

a series of other governance bodiesをどう訳すか?(kuponuga)

上で出てきたgovernance bodyの訳に合わせる必要がありますが、kuponugaさんの
翻訳した「数々の〇〇〇〇」という訳で良いと思います。
(kuromabo)

(2010/08/07) 微調整
  • There are also several Project Teams and Team Leaders, who may be able to help us figure out the best direction for Ubuntu. When our goals differ dramatically, we encourage the creation of alternative sets of packages, or derivative distributions, using the Ubuntu Package Management framework, so that the community can test new ideas and contribute to the discussion.

多くのプロジェクトチームやチームリーダーもまた、Ubuntuにとって最良の道を見定める上で助けになってくれるでしょう。お互いの目指すものがあまりにも異なるときは、Ubuntuパッケージ管理フレームワークを使って、代替パッケージセットや派生ディストリビューションを制作しましょう。そうしたものを用いることで、コミュニティが新しいアイデアを試し、有意義な議論ができるはずです。

1.1への差分:

1.0をベースに変更が加えられています

訳出メモ:

encourageの意味が抜けているので「推奨します」の意味を加えたほうがいいと思います。
その他、後半の文章をいじってみました。
「お互いの目指すものがあまりにも異なるときは、Ubuntuパッケージ管理フレームワークを使って、代替パッケージセットや派生ディストリビューションを作成することを推奨します。そうすることで、コミュニティが新しいアイデアを試し、有意義な議論ができるようになります。」
(kuromabo)

(2010/08/07) ニュアンス優先で意訳を含めた微調整。

1.0の相当部分の翻訳文

意見が合わないときは相談せよ
政治的および技術的な意見の不一致はいつも起きており、Ubuntuコミュニティもその例外ではありません。重要なのは、意見の不一致を避けることではなく、そうした不一致を建設的な方向で解決することです。コミュニティおよびコミュニティプロセスに目を向け、アドバイスを求め、意見の不一致を解決してください。 我々には技術委員会(Technical Board)とコミュニティ評議会があり、どちらもUbuntuにとって正しい進路を決定するのに役立ちます。また、プロジェクトチームがいくつかあって、リーダーがいるので、どの方向に行けば最も受け入れられるか見定める上で助けになってくれるでしょう。もしどうしても別の道を選択したいなら、 Ubuntuパッケージ管理フレームワークを使って派生ディストリビューションまたは代替パッケージセットを作成することをお勧めします。そうすれば、コミュニティがあなたの変更とアイデアを自ら試してみて、議論に貢献することができます。


  • When we are unsure, we ask for help. Nobody knows everything, and nobody is expected to be perfect in the Ubuntu community. Asking questions avoids many problems down the road, and so questions are encouraged. Those who are asked questions should be responsive and helpful. However, when asking a question, care must be taken to do so in an appropriate forum.

自信がないときは助けを求めよ Ubuntuコミュニティには何もかも知っている人などいませんし、完璧だと思われている人もいません。質問をすれば未然に防ぐことのできる問題は多いので、質問を奨励します。質問を受けた人たちは速やかに反応し、力になってあげてください。ただし,質問は適切なフォーラムでするように気を付けてください。

1.1への差分:

1.0とほぼ同じです(もちろんSABDFLは別ですが)。最後の1文が削除されています。

訳出メモ:

acked-by: kuromabo

1.0の相当部分の翻訳文

'''自信がないときは助けを求めよ'''
Ubuntuコミュニティには何もかも知っている人などいませんし、完璧だと思われている人もいません(もちろんSABDFLは別ですが)。 質問をすれば未然に防ぐことのできる問題は多いので、質問を奨励します。 質問を受けた人たちは速やかに反応し、力になってあげてください。 ただし、質問は適切なフォーラムでするように気を付けてください。 開発メーリングリストで助けを求めるなどの場違いな質問は、生産的な議論を損ないます。


  • Step down considerately. Members of every project come and go and Ubuntu is no different. When somebody leaves or disengages from the project, in whole or in part, we ask that they do so in a way that minimises disruption to the project. This means they should tell people they are leaving and take the proper steps to ensure that others can pick up where they left off.

退任するときは慎重に どのプロジェクトでもメンバーの出入りがあるものですが、Ubuntuもそれは同じです。全面的にせよ部分的にせよ、Ubuntuプロジェクトから離脱するときは、プロジェクトへの悪影響ができる限り小さくなるように配慮することを求めます。つまり、離脱することをほかの人たちに知らせ、きちんとした手順を踏むことによって、離脱する人が中断した地点からほかの人たちが再開できるようにしてほしいということです。

1.1への差分:

1.0とほぼ同じです。主語がyouからsomebodyに。

訳出メモ:

acked-by: hito, kuromabo

1.0の相当部分の翻訳文

退任するときは慎重に
どのプロジェクトでも開発者の出入りがあるものですが、Ubuntuもそれは同じです。 全面的にせよ部分的にせよ、Ubuntuプロジェクトから離脱するときは、プロジェクトへの悪影響ができる限り小さくなるように配慮してください。 つまり、あなたが離脱することをほかの人たちに知らせ、きちんとした手順を踏むことによって、あなたの中断した地点からほかの人たちが再開できるようにしてほしいということです。 


(以下はCoCの一部ではない)

We pride ourselves on building a productive, happy and agile community that can welcome new ideas in a complex field, and foster collaboration between groups with very different needs, interests and goals.

We hold our leaders to an even higher standard, in the Leadership Code of Conduct, and arrange the governance of the community to ensure that issues can be raised with leaders who are engaged, interested and competent to help resolve them.

UbuntuJapaneseWiki: WIP/translation/codeofconduct (最終更新日時 2012-01-10 11:49:06 更新者 匿名)