Governanceの翻訳作業

原文:http://www.ubuntu.com/community/ubuntustory/governance

ウェブサイトに転載予定なので、Wiki Nameはそのままにしてあります。

Governance

The Ubuntu community includes several structures to help it function effectively. Participation in every structure is open to members of the community.

Ubuntu has a structure of community governance that aims to:

  1. ensure a process is defined that allows people to contribute to decisions regarding the Ubuntu community and distribution,
  2. ensure that decisions regarding the Ubuntu distribution and community are taken in a fair and transparent fashion,
  3. ensure that necessary decisions are actually taken, even when there is no clear consensus amongst the community.

コミュニティの運営

さまざまな作業を効率よく行うために、Ubuntuコミュニティ内にはさまざまな組織が存在します。コミュニティの一員であればすべての組織に参加することができます。

Ubuntuでは、コミュニティを運営するにあたって、いくつかの目標を掲げています。

  1. 人々が、Ubuntuコミュニティやディストリビューションに関する決定に関与できるよう、明確な手段を確保すること。
  2. Ubuntuコミュニティやディストリビューションに関する決定については、公平性と透明性を確保すること。
  3. コミュニティの間で明確な合意が得られなかったとしても、必要であれば決定を下すこと。

Ubuntu teams

There are a number of key teams that are responsible for different areas of Ubuntu (for example: marketing, documentation, kernel, servers, laptops, translation).

If you have a particular interest in a specific aspect of the project, please join that team's discussions and contribute to their decisions. Examples include teams focused on laptop usage of Ubuntu, the Ubuntu desktop look and feel, Ubuntu for servers, ports to AMD64, PowerPC and IA64 platforms, release management and the installer. If you would like to set up a new team, please gather some like-minded people and propose for consideration by the Community Council.

Ubuntuチーム

Ubuntuの各分野(マーケティング、文書作成、カーネル、サーバ、ラップトップ、翻訳など)ごとに、信頼できる「チーム」が結成されています。

Ubuntuにおける特定の分野に興味があるなら、まずはそれらのチームに参加し、その議論や決定に貢献してください。チームには例えば、ラップトップ上での利用方法について議論するチーム、デスクトップの見た目や使用感を議論するチーム、Ubuntuサーバの開発を行うチーム、AMD64やPowerPC、IA64といったプラットフォームへの移植を行うチーム、リリースマネージメントを行うチーム、インストーラを開発するチームなどがあります。新規にチームを作成したいと考えている場合、まずは同じ考えと目的を持った人を集め、コミュニティ協議会(Community Council)に提案を行ってください。

注:「チーム(key teams)」は https://wiki.ubuntu.com/Teams へリンクする。

Local Community Teams (LoCo Teams)

A major part of the fabric of the community is the LoCo team structure. LoCo teams work with local Linux User Groups (LUG's), schools, municipalities and even national governments to open people's eyes to the world of Free Software.

A good LoCo team gathers free software lovers regularly for beer, open discussion, talks, marketing events, installfests and to recognise the achievements of local free software contributors. We provide server hosting space for LoCo websites, wiki's, mailing lists and other resources. LoCo members visit conferences to speak (or protest :-)), to hand out CD's, to teach, or debate and to represent both Ubuntu and the free software movement.

The LoCo team action happens mostly in the wiki, see the LoCoTeams page for more information.

地域コミュニティチーム(LoCoチーム)

  • # (shibata)読みやすいように、「地域コミュニティチーム」とでもすべき?
    # (kazken3)「LoCo」の表記が"Local Community Team"から由来していることを文中で理解できるならば
     「地域コミュニティチーム」としても良いかと思います。「ローカルコミュニティチーム」の表記はまだ馴染まないかとおもいますので。
    # (shibata)本文の方に"Local Community Teamの注釈をつけてみました。

コミュニティにあるチームの大半は地域コミュニティチーム(Local Community Team/LoCo Team)と呼ばれる組織です。このLoCoチームは、各地域のLinux User Group (LUG)や教育機関、自治体、政府などと協力を行うことで、世界中の人々にフリーソフトウェアを広めるために行動しています。

活発なLoCoチームは定期的に宴会や会議、講演、マーケティングイベント、インストールフェスタなどを開催し、各地域のフリーソフトウェアに貢献している人々の業績を評価してもらうことで、より多くのフリーソフトウェア愛好家を集めています。Ubuntuコミュニティでは、そのようなLoCoチームのためにウェブサイトやWiki、メーリグリストといった各種リソースを提供しています。LoCoチームのメンバは、カンファレンスで講演(もしくは抗議運動)を行ったり、CDを配布したり、手ほどきをしたり、Ubuntuやフリーソフトウェア側の代表として議論に参加したりします。

  • # (kazken3) 「もしくは抗議行動」のところですが、jokeっぽいのでスマイリーを入れておいた方が良いかと思います
    # (shibata)そうなんですよね。ただ、日本の場合、この文脈でのスマイリーの使用は受け入れられにくいのかなって心配もあります(杞憂かな?)。
      「もしくは抗議運動」そのものを削っても大丈夫でしょうか。
    # (kazken3)「もしくは意義を唱えたり」という言い回しで柔らかくなりそうですが、このままでも良いかなという気もします。

LoCoチームの行動は大抵の場合Wikiで見ることができます。より詳しいことはLoCoチームのページに訪れてください。

このウェブサイトを運営しているUbuntu Japanese TeamもLoCoチームの一員です。LoCoチームとして日本語利用者向けのウェブサイト、Wiki、フォーラム、メーリングリストの運営や、リリースごとに日本語 Remix CDの作成・配布などを行っています。

注:「LoCoチームのページ(LoCoTeams page)」は https://wiki.ubuntu.com/LoCoTeams へリンクする。

注:ウェブサイト、Wiki、フォーラム、メーリングリスト、日本語 Remix CDはそれぞれリンクをはる。

Technical Board

The Ubuntu Technical Board is responsible for the technical direction that Ubuntu takes. The Technical Board is responsible for decisions over package selection, packaging policy, installation system and process, toolchain, kernel, X server, library versions and dependencies. The Technical Board works with the relevant Team when taking such a decision, trying to find consensus with the team members responsible for the implementation of the decision.

The Technical Board is responsible for several key policy documents and standards, and is required to sign off on a complete set of these for each release of Ubuntu.

The Technical Board meets every two weeks on IRC (usually on a Tuesday, alternating with the Community Council). You can propose an item for discussion by the Technical Board by putting it on the Technical Board Agenda on the Ubuntu Wiki.

技術委員会 (Technical Board)

Ubutnuの技術委員会はUbuntuの技術的な方向性を決める組織です。例えば、パッケージの選択、パッケージングポリシーの策定、インストールシステムや手順、ツールチェイン、カーネル、Xサーバ、ライブラリのバージョンや依存性の決定などに責任を負っています。また決定を行う際は、その決定に基づいて実装を行うチームでも合意が得られるよう、関係するチームとの相談も行います。

注:「Ubuntuの技術委員会(Ubuntu Technical Board)」は http://www.ubuntu.com/community/processes/techboard へリンクする。

技術委員会では、重要な指針の文書化や標準の策定も行っており、Ubuntuのリリースごとにこれらの指針や標準に従うよう要求を行います。

  • # (shibata)この段落は、意味が少し不明。
    # (kazken3)http://www.ubuntu.com/community/processes/techboard を確認した所、リリース毎に機能を決定する機関であるところwiki上にて文書化を行っていることを踏まえると、記載としては間違えていないと思います。

技術委員会では二週間に一度、IRC上で会議を行います(通常は、コミュニティ協議会と交代で火曜日に行われます)。Ubuntu Wiki上にある技術委員会の議題に書き込むことで、誰でも技術委員会に決定して欲しい事柄を提案することができます。

注:「技術委員会の議題(Technical Board Agenda)」は https://wiki.ubuntu.com/TechnicalBoardAgenda へリンクする。

Ubuntu Community Council

The social structures and community processes of Ubuntu are supervised by the Ubuntu Community Council. It is the Community Council that approves the creation of a new Team or Project, and appointment of team leaders. In addition, the Community Council is the body responsible for the Code of Conduct and tasked with ensuring that maintainers and other community members follow its guidelines.

The Community Council is the custodian of the Code of Conduct and is responsible for dispute resolution, should it be required. For example, in the past, we have helped to resolve conflicts in LoCo teams and in the Ubuntu Forums, both very important parts of the community.

The Community Council meets every two weeks on IRC, you can propose an item for discussion at a Council meeting by placing it on the Community Council Agenda page on the Ubuntu Wiki.

コミュニティ協議会(Community Council)

Ubuntuコミュニティの組織運営はすべて、Ubuntuコミュニティ協議会が監督を行っています。新しいチームやプロジェクトの承認、チームリーダーの任命もコミュニティ協議会の権限です。また、コミュニティ協議会は行動規範(Code of Conduct)の主体でもあり、メンテナや他のコミュニティメンバもこの指針に従ってもらえるよう取り組んでいます。

注:「(Ubuntu Community Council)」は http://www.ubuntu.com/community/processes/council へリンクする。

コミュニティ協議会は行動規範の管理人でもあるため、必要であれば論争の仲裁にも入ります。例えば過去には、共にコミュニティの重要な機関であるLoCoチームやフォーラム内で発生した論争を解決しています。

  • # (kazken3)論争で統一しました
    # (shibata)ありがとうございます。統一されていた方が良いですね。

コミュニティ協議会では二週間に一度、IRC上で会議を行います。Ubuntu Wiki上にあるコミュニティ協議会の議題に書き込むことで、誰でもコミュニティ協議会に決定して欲しい事柄を提案することができます。

注:「(Community Council Agenda)」は https://wiki.ubuntu.com/CommunityCouncilAgenda へリンクする。

SABDFL

This is not a democracy, it's a meritocracy. We try to operate more on consensus than on votes, seeking agreement from the people who will have to do the work. Mark Shuttleworth, as SABDFL, plays a happily undemocratic role as sponsor of the project. He has the ability, with regard to Canonical employees, to ask people to work on specific projects, specific feature goals, and specific bugs.

注:「(Mark Shuttleworth)」は https://wiki.ubuntu.com/MarkShuttleworth へリンクする。

He also has a casting vote on the Technical Board and Community Council, should it come to a vote. This capacity is not used lightly. The community functions best when it can reach broad consensus about a way forward. However, it is not uncommon in the open source world for there to be multiple good arguments, no clear consensus, and for arguments to divide communities rather than enrich them. The argument absorbs the energy that might otherwise have gone towards the creation of a solution. In many cases, there is no one "right" answer, and what is needed is a decision more than a debate. SABDFL acts to provide clear leadership on difficult issues, and set the pace for the project.

It is understood that the divisive use of SABDFL's authority could weaken the project. For that reason the authority is used carefully, in the hope that it will create momentum in the best direction for the project, breaking stalemates where otherwise competing views would fail to reach consensus.

SABDFL

  • # (kazken3)"SABDFL"の訳注(自称情け深い永世独裁者)は必要でしょうか?
    # (shibata)個人的には原文や wiki.ubuntu.com などでも言及がなかったので不要だと思います。
      ここでは深い意味のない、IRCのニックネームという位置づけでよいのかなーと。
    # (kazken3)了解です。

Ubuntuコミュニティは民主主義ではなく実力主義です。実際に作業をする人々の間で相談を行うことで、投票よりも合意に基づいた運営を行うよう心がけています。SABDFLとも呼ばれるマーク・シャトルワース(Mark Shuttleworth)は、場合によってはプロジェクトの出資者として、非民主的な役割を担うこともあります。彼には、Canonicalの社員に対して、特定のプロジェクトや新機能、不具合に取り組むよう指示を出す権限があります。

注:「(Mark Shuttleworth)」は https://wiki.ubuntu.com/MarkShuttleworth へリンクする。

彼は技術委員会やコミュニティ協議会における最終的な決定権を持っています。ただしこの権利は簡単には使われません。コミュニティがもっともうまく機能するのは、将来に向けて幅広い合意が得られたときです。しかしながら、複数の重要な議論が平行して行われているオープンソースの世界では、そのようなことはなかなか容易ではなく、議論がコミュニティを充実させるよりも、コミュニティを分断させてしまうこともあります。議論自体が、解決策を模索するためのエネルギーを消費しきってしまうからです。このような場合は大抵、唯一の「正しい」答えは存在せず、議論よりもむしろ決定が必要となります。SABDFLは、困難な問題に対して明確なリーダーシップを発揮し、プロジェクトの歩調を合わせます。

  • # (shibata)上の段落は特に意訳を行っています。意味が反転していないかどうかの確認をよろしくお願いします。
    # (kazken3)後半を少し変えてみました。
    # (shibata)ありがとうございます。

SABDFLの権限を不公平に使うと、プロジェクトを衰退させることになるでしょう。このため、論争によって合意を得られない行き詰まり感を打破し、プロジェクトを良い方向に向けられるような場合に限り、慎重にこの権限を使われなければなりません。

UbuntuJapaneseWiki: WIP/translation/governance (最終更新日時 2012-01-10 11:49:16 更新者 匿名)