Ubuntu 8.10のサポートは2010年4月にて終了しているため、本アップデート手順はすでに利用できません。現在サポートを行っているリリースの新規インストールをご検討下さい
このドキュメントは、2008年10月30日にリリースしたUbuntu 8.10へのアップグレード手順と注意事項を記載しています。このページはUpgrading to Ubuntu 8.10の日本語訳です。
アップグレードの前に
Ubuntu 8.04 LTSは、8.10へのアップグレード通知を行いません。これは8.04 LTSバージョンが長期サポート版であり、8.10は通常リリースであるためです。もちろん8.04 LTSから8.10へのアップグレード手順はサポートされており、簡単にアップグレードすることができます。
Ubuntu 8.04 LTSはUbuntu 8.10に直接アップグレードすることができます(UpgradeNotes(英語)を見てください)。
アップグレードの表示は、8.10が長期間サポート(LTS)リリースでないため、標準では表示されません。
- まずはUbuntu 8.04 LTSにおけるすべてのパッケージのアップデートを必ず実施してください。
アップグレードを実施する前に、既知の問題点とその回避策が文書化されているUbuntu 8.10のリリースノートを読んでください。
Ubuntu 8.04 LTSより前にリリースされたUbuntuのバージョンからアップグレードしたい場合は、Installation/UpgradeFromOldVersion(英語)を参照してください。
Ubuntuデスクトップのネットワークアップグレード(推奨)
以下の手順でネットワーク越しに簡単にアップグレードすることができます。
[システム] - [システム管理] - [ソフトウェア・ソース]を開きます。
- "アップデート"タブをクリックし、"長期サポート版のみ通知"から"通常リリースでも通知"に変更します。
[システム] - [システム管理] - [アップデート・マネージャ]を開きます。
再チェックボタンをクリックして新しいアップデートを確認します。
インストールすべきアップデータがあれば、アップデートをインストールするボタンを使って、パッケージをアップデートし、アップデートが終わった後に再び再チェックボタンを押します。
- 新しいリリースが利用できる事を通知するメッセージが現れるでしょう。
アップグレードをクリックします。
- 画面に表示される手順に従ってください。
Kubuntuデスクトップのネットワークアップグレード(推奨)
インターネットを使ってKubuntu 8.04から8.10にアップグレードするには、 以下の手順を利用します。
画像付きの完全な手順については、IntrepidUpgrades/Kubuntu(英語)を参照してください。
Alt+F2を押すことでコマンドを実行するダイアログを開き、コマンドボックスに kdesu "adept_manager --dist-upgrade-devel" を入力しOKボタンを押します。
バージョンのアップグレードボタンが表示されますので、クリックします。
- 画面に表示される手順に従ってください。
Ubuntuサーバのネットワークアップグレード(推奨)
まだインストールしていなければ、update-manager-coreをインストールします。
sudo apt-get install update-manager-core
/etc/update-manager/release-upgradesを以下の内容で編集します。
Prompt=normal
アップグレードツールを起動します。
sudo do-release-upgrade
- 画面に表示される手順に従ってください。
Alternate CD/DVDを使ってアップグレードするには
インターネットに接続していないシステムでアップグレードを行いたい場合、この方法を利用します。
AlternateインストールCDをダウンロードします。
ISOファイルからCDに焼き、CDをアップグレードするコンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。
もしISOファイルがアップグレードするコンピュータ上にある場合、以下のコマンドでISOファイルをドライブとしてマウントする(英語)ことにより、CDに焼く必要がなくなります。
sudo mount -o loop ~/Desktop/ubuntu-8.10-alternate-i386.iso /media/cdrom0
- CDを使ってアップグレードをする旨のダイアログが表示されます。
- 画面に表示される手順に従ってください。
アップグレードダイアログが何らかの理由で表示されない場合、Alt+F2を使い以下のコマンドを実行する事もできます:
gksu "sh /cdrom/cdromupgrade"
また、Kubuntuでは、Alt+F2を使って以下のコマンドを実行します:
kdesudo "sh /cdrom/cdromupgrade"
Torrentを使ってアップグレードするには
Torrentに慣れていて、Torrentに対する制限がないISPを利用しているなら、ISOイメージファイルをより素早くダウンロードすることができます。他のUbuntuのユーザと帯域を共有する事でサーバへの負荷を少なくすすることができ、サーバに高負荷がかかり何らかの問題が発生する可能性があるリリース直後の数日間は特に恩恵を受けることができます。
http://releases.ubuntu.com/intrepid/に移動して、AlternateインストールCD用のISOファイルを、ubuntu-8.10-alternate-i386.iso.torrentのような、そのページのリストの下の方にある.torrentファイルを利用してダウンロードします。BitTorrentクライアントがISOファイルをダウンロードした後、Alternate CD/DVDを使ってアップグレードするにはの内容に従います。
アップグレード後にJapanese Teamのリポジトリを有効にする方法
※この解説はJapanese Team独自のものです。
アップグレード前にJapanese Teamのリポジトリを有効にしていても、アップグレード時に無効化されます。アップグレード後、Japanese Teamの8.10用リポジトリを有効にするには、以下の操作を行います。
ソフトウェア・ソースを使う場合
[システム]-[システム管理]-[ソフトウェア・ソース]を開きます。
- "サードパーティのソフトウェア"タブを選択します。
- 以下のリポジトリを追加してチェックをつけてください。
- hardyなど最初からチェックマークのはずれているリポジトリはそのままでかまいません。
deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid/ deb-src http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid/ deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid-ja/ deb-src http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid-ja/ deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid-non-free/ deb-src http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja intrepid-non-free/
- hardyなど最初からチェックマークのはずれているリポジトリはそのままでかまいません。
- "閉じる"をクリックし、表示されたダイアログで"再読込"をクリックします。
[システム]-[システム管理]-[アップデート・マネージャ]を開き、アップデートを実行してください。なお、ubuntu-desktop-jaパッケージを導入すれば、基本的な日本語関連のパッケージがまとめて導入されます。
関連項目
UpgradeNotes(英語)には、現在サポート期間中のすべてのバージョンについてのアップグレード方法が書かれています。